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時計ベルトとアンティーク時計のお話

ようやく自分の時計ベルトを作ることにした店主。

毎日つけているお気に入りのこの時計。
たまに蓋を開けては中身を眺めていることは知っていました。笑

元々は時計師さんが使っていたという中古品。
1940年代にスイスで作られた手巻き時計です。
さすがに表面にも傷がたくさん入っています。

手巻きというだけあって、1日一回ゼンマイを巻かないといけません。
ゼンマイを巻くと、ゆっくりカチカチカチカチと音がして針が動きます。
この音がたまらないのだそうです。

たまに巻き忘れたのか時間が止まっているのをよく見かけますが。。


専用の工具を使って蓋を開けます。

中身はこんな感じ!

いくつか見える赤い石のようなものはルビーです。
これは耐震装置の役割をしていて、衝撃を吸収して時計内部の繊細な部品を守ってくれているとっても重要なものだそうです。
現在では人工のルビーが使われていることがほとんどですが、この時代の時計に使われているのは本物のルビーです。

この時代の時計は、職人さんが何百もの部品をひとつひとつ手作業で削り作られているそうです。
中身の構造はずっと眺めていたいほど美しい!!と熱くなる店主。


時計ベルト製作のようす

ベルトのオーダーは、お持ちの時計に合わせたサイズでお作りしています。

こちらは型紙をひいて革を切り出し、バックルを取り付けたところ。

2枚の革を貼り合わせて縫います。
革の色は、表をキャメル、裏をグリーンにすることに。


糸の色を悩んでいるところ。。。

なかなか決めきれないようなので、
ここで私は夕飯の支度へ。

翌日、時計ベルトは完成していました。笑

製作過程の写真がなくてすみません^^;

完成!

本革のベルトは、永く使えるだけでなく変化も楽しめるのが良いところ。
このキャメルの革も、しばらくするとこんがりブラウンに変化してゆき、
アンティーク時計との相性もばっちりです。

納期はその都度変動しますので、お問い合わせください^^