今回はランドセルのリメイクの様子をご紹介します。
ご両親より、息子さんのランドセルの革を使って何か作れませんか??
とのご相談を頂きました。
👇使命を終えた息子さんのランドセル。
とっても綺麗で驚きました。大切に使われていたんですね*^^*
蓋の裏は、可愛らしいチェック柄 ♪ これも使います!
今回は、このランドセルの革から、名刺入れと社員証入れを製作する事に。
主に蓋の部分を使います。
👇名刺入れの型を取っているところ。
代わりの革は無いため、絶対に失敗できないんです。
ドキドキ。。。
、、、
そして出来上がったのがこちら!
左が社員証入れ、右が名刺入れ。
ランドセル自体がネイビーに近い黒色だったので、
糸の色も同系色のネイビーに。
チェック柄もちゃんといきてます♪
社員証入れにはスタッズも入れました!
息子さんのランドセルが大変身!
喜んで頂けて良かったです^^
ランドセルに使われている革って?
ランドセルに使われている革の素材は、物によって様々。
大きく2つに分けると、天然皮革と合成(人工)皮革です。
現在では、軽量化を重視したり傷がつきにくいように合成皮革のものが多かったりします。
合成皮革と天然皮革の特徴を簡単にまとめました。
<合成皮革>
・軽量
・雨や傷に強くお手入れが簡単。
・本革と比べると耐久性は劣る。
・カラフルな色がたくさんある。
・本革のような風合いはでない。
<天然皮革>
・ 人工皮革に比べて重みがある。
・雨に弱い。
・耐久性に優れている。
・本革独特のなめらかな手触り。
・経年変化が楽しめる。
、、、
とはいえ、上記の特徴はかなり大まかなものです。
ランドセルに使われる天然皮革には牛革の他に
コードバン(馬のお尻の革)という希少で丈夫な最高級皮革があったり、
天然皮革の中でも、鞣し(なめし)方法や染色方法によっても特徴が異なります。
ランドセルを専門に製作されている業者さんなどでは
素材からこだわって作られている分、
メリット・デメリットをきちんと説明して頂けると思います。
知れば知るほど深〜いランドセル。
どんな素材の革でも修理・リメイクを承っております
革の素材が違えば、加工行程・仕上がりも違ってきます。
それをお話ししてご理解頂いた上で、修理・リメイクをさせて頂いております。
本革でなくとも、合皮やクロム鞣しの革、何でも構いません。
永く大切に使いたいという想いに、少しでもお力になれたら嬉しく思います。
ランドセルは寄付もできます
大切に使った愛着のあるランドセル、捨てられずにとってある方も多いかもしれません。
使命を終えたランドセルは、リメイク以外にも『寄付する』という方法もありますよ。
想いの詰まったランドセルは、海を越えてまた誰かの宝物になります。
以下、ランドセル寄付に関してのページです。
国際社会支援推進会 ワールドギフト(World Gift)
http://world–gift.com/kihu/schoolbag-1.html
ランドセルは海を越えて
https://www.omoide-randoseru.com/home.html